【筑紫野市】住宅地に鎮座する伝説の巨石。ひっそりと、どっしりと二日市北の「鯰石」
筑紫野市二日市北の住宅地に鎮座する「鯰石(なまずいし)」をご存知でしょうか? 「なんでこんな所にこんな巨石が?」と驚かされる巨大な石の正体は?
古い説明板が立てられています。
鯰石
この巨石には一つの昔話が伝わっています。むかしむかし、このあたりは葦がおいしげる沼地でした。ある時ここを通りかかった菅公(菅原道眞)は、大鯰に道を防けられたので腰の刀を抜き斬ったところ不思議にも、この鯰が飛び散って三つ(頭・胴体・尾)の石になったと伝えられています。このことから「鯰石」という地名もいまなお残っています。(説明板より)
民家の庭先にある巨石は鯰の胴体部分になります。庭から道路に飛び出して通行の邪魔になりそうですが、地元の方々に大切にされているため昔からこの状態を保っています。
道を挟んだ反対側の崖の上に頭部がありました。草木が生えていて歳月を感じさせますね。
胴体部分の奥側に尻尾と言われている部分があります。
地元の方にお聞きすると、日本酒で鯰石を洗うと雨が降るとの言い伝えがあり、雨乞いの石として守られてきたとのことでした。
鯰石の場所は高雄交差点から紫駅に向かう途中のファミリーマート横の道から入り、道なりに進むと胴体部分の巨石が見えてきます。
筑紫野市にも菅原道真公の伝説が各所にあります。二日市北にある伝説の巨石、一度見に行ってみませんか?
「鯰石」はこのあたり。