【太宰府市】今の時期は見逃せない! 戒壇院にある天然記念物の菩提樹に実が生ってました♪
日本三戒壇のひとつで「西戒壇」「筑紫戒壇院」とも呼ばれる太宰府の戒壇院。高位の僧尼が守るべき戒律を授ける場所で、ここで戒を受けなければ正式の僧尼とは認められませんでした。当初はお隣の観世音寺に設置されましたが、江戸時代に観世音寺から独立し、現在は臨済宗の寺院になっています。
その戒壇院には鑑真が請来したと伝えられる樹齢200年ともいわれる菩提樹があります。この菩提樹は6月頃に香りのいい花を咲かせるのですが、令和7年7月9日現在は可愛らしい実をつけていました。
葉の真ん中にぶらさがっている白っぽい玉が菩提樹の実。秋になると枯れた葉をプロペラ代わりにして実(種)が飛んでいくという面白い植物です。幹にはヒコバエが気根のように絡みついて、インドボダイジュそっくり。
幹周りが1メートルを超えていて、これだけ大きく育った菩提樹は貴重ですね。太宰府市の天然記念物に指定されています。
戒壇院は西鉄五条駅から大宰府政庁跡へ向かう道の途中にあり、徒歩で約11分の場所にあります。
入口は別々ですが、観世音寺の奥から戒壇院の西戒壇門へ入れます♪ 入るとすぐ左手に菩提樹がありますよ。
太宰府へお越しの際は、歴史的に重要な寺院である戒壇院に足を延ばして、一緒に菩提樹もぜひご覧になってください。
戒壇院はこちら↓