【筑紫野市】こんなところに小さな祠!? ちょっと可哀想な伝説が残る鬼の面と松尾宮

鬼の面バス停

筑紫野市紫に「鬼の面」(きのめん)という名前のバス停があります。ちょっと怖い地名ですが、由来を聞くと可哀想になる話でした。

太宰府天満宮の鬼すべの様子

(令和7年1月7日の鬼すべ神事の模様)

毎年1月7日に太宰府天満宮で行われる鬼すべ神事。これは鬼を猛火であぶり出して追い払い、1年間の幸福を願うというもので、鬼役や鬼を追い払う役などに分かれ、炎の中で攻防が繰り広げられます。

鬼の面のバス停

その昔、鬼すべ神事で鬼役をさせられた人が火に追われて筑紫野市紫まで逃げ、鬼の仮面を松の木に掛けて休んだことから、この周辺を「鬼の面」と呼ぶようになったそうです。火に追われほうほうの体で逃げた鬼役の方も大変だったでしょうね。

 

松尾宮

鬼の面バス停からほど近くの「松尾宮」には、現存していませんが、鬼の面を掛けた「面掛松」という松の木もあったとのこと。

松尾宮の御神体

祠の中には御神体である5つの石が祀ってありました。地元の人々は、地域の氏神様として親しみを込めて「きのどん様」と呼んでいます。

松尾宮と鬼の面の説明板

場所は高雄交差点の近くです。太宰府天満宮からこんなところまで逃げた鬼役の方が、この場所でやっとひと息ついたのだと思うと同情的な気持ちになりますね。

鬼の面のバス停

「鬼の面」と「松尾宮」にまつわる昔話でした。

鬼の面はこのあたり↓

松尾宮はこちら↓

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