【太宰府市】昭和のロマンスの香り♪ 太宰府天満宮の境内奥にある宝満宮参拝隧道「お石トンネル」
太宰府天満宮の本殿裏、天開稲荷社の麓に1つのトンネルがあります。筑豊で炭鉱王と呼ばれた麻生太吉が太宰府天満宮と竈門神社を行き来しやすいようにと昭和3年に寄進しました。
太宰府天満宮と竈門神社は距離的には近いのですが、宝満山があるために山すそを迂回する遠回りのルートしかありませんでした。それは不便だろうと思った麻生太吉が炭鉱の坑道を掘る技術をもって作ったトンネルです。
人が2人並んであるくのにちょうどいい広さ。このトンネルにはもうひとつロマンティックな話があるのです。
太宰府天満宮の境内奥でとても美しい女性「お石さん」がお茶屋さんを営んでいました。麻生太吉はお石さんに惚れ込み、竈門神社近くにある自宅とお茶屋さんとの行き来が楽になるようにとトンネルを掘らせた、というスケールの大きなお話。そのため正式名称は宝満宮参拝隧道といいますが、地元の人は皆さん「お石トンネル」と親しみを込めて呼んでいます。
今となってはどちらが本当の話かは不明ですが、素敵なロマンスが伝わるトンネルでした。太宰府天満宮や竈門神社に参拝された折にはこのトンネルをくぐってみてください♪
お石トンネルはこちら↓