【筑紫野市】静かな住宅地にある、菅原道真公を驚嘆させたという伝説が残る石「針摺石」
菅原道真公といえば太宰府ですが、お隣の筑紫野市にも道真公の伝説が多く残されています。筑紫野市針摺にある「針摺石」もそのひとつです。
針摺という地名の由来にもなった針摺石の伝説。
その昔、太宰権帥として左遷されていた菅公(菅原道真)が、天拝山頂で身の潔白を訴えられた帰り、この地をお通りになりました。そして老人が斧を石に当てて一心に摺っているところを目にされました。「何にするのだ」と問うと、老人は「針にするのです」と答えたそうです。その言葉に菅公はつよく心をうたれ何事にも不断の努力がなければ成就しないものだと、再び天拝山に引き返し、天に向かって訴えを続けられたと伝えられています。(筑紫野市の説明板より引用)
こちらが斧を当てて摺っていたといわれる針摺石です。高さ2mほどの高さの石には梵字が刻まれているそうですが、まるで榊を飾るかのように石の隙間から木が生えていて、梵字は確認できませんでした。
隣には阿弥陀堂。住宅地の中にあるためか、Googleマップを使っても分かりづらい場所ですが、機会があれば針摺石に立ち寄ってみてください。
針摺石はこちら↓