【朝倉市周辺】筑前町で掩体壕の公開が始まりました。平和記念館と一緒に訪ねてみませんか?
筑前町が高上に残る掩体壕(えんたいごう)を整備して、令和7年4月1日から一般公開されています。
掩体壕とは、敵の空襲から軍用機を守るために作られたコンクリートの格納庫で、太平洋戦争末期に日本各地の軍用飛行場に作られました。筑前町にいくつもの掩体壕が作られたのですが、現存しているのはこの掩体壕のみです。
近くで見ると圧倒される大きさ。説明板によると幅36m、長さ23m、高さ7.3mあり、戦闘機であれば2機、爆撃機であれば1機入るとのこと。
当時、大刀洗飛行場には「隼」「疾風」「五式戦闘機」などが駐留していたそうで、本や映画でしか知らない戦闘機がここにあったのかと感慨深いものがあります。
公開が始まった掩体壕は、筑前町の大刀洗平和記念館から車で約5分程度のところにあります。
大刀洗平和記念館には海から引き上げられた本物の零戦32型と、映画「ゴジラ-1.0」の撮影で使われた「震電」の実物大模型が展示されています。
戦時中に特攻隊の中継基地として使用され、多くの若者が出撃していった大刀洗飛行場。掩体壕や大刀洗平和記念館でその歴史を知ることで、戦争で命を落とした人々を忘れないこと、平和について改めて考えるいい機会になるのではないでしょうか。
「大刀洗飛行場 戦跡 掩体壕」はこちら↓
「筑前町立 大刀洗平和記念館」はこちら↓