【太宰府市】まんが日本昔ばなしにも登場した可哀想な鶴のお話。榎社前の線路脇に碑がありました。

太宰府市の朱雀の線路脇にひっそりと立つ「鶴の墓」には可哀想な謂れが残っています。

榎社の鳥居の向かい側にあります。知らないと通り過ぎてしまうような小さな碑。実は悲しい伝承を持っているんです。

その昔、飛騨(岐阜県)の匠が木で大きな鶴を作ったそうです。その木の鶴が素晴らしい出来栄えで、匠はこの鶴に乗って飛んでみたいと思い鶴にまたがりました。すると鶴は羽ばたきをはじめ空へ舞い上がったのです。

鶴はそのまま唐(中国)まで飛んで行きました。その後日本に帰る途中、唐の人が「怪しい鳥だ」と矢を放ち、鶴の片方の羽は矢に当たり折れてしまいました。それでも必死に日本へ帰り、力尽きた鶴は榎社の近くに落ちたそうです。匠は鶴を愛おしんで手厚く埋葬し、飛騨に帰ったというお話です。

この悲しい話はまんが日本昔ばなしの「鶴の屋敷」の題材にもなったというデータは見つけましたが、動画はどこにも見当たりません。調べてみると、現在販売されているDVD全集には入っていない幻の作品ということでした。

榎社は菅原道真公が左遷されて太宰府に着いてから亡くなるまでお住いになった館があった場所で、梅ヶ枝餅の由来となった浄妙尼を祀る祠もあります。西鉄二日市駅から徒歩約10分ほどで行けますので、榎社と鶴の墓へ立ち寄ってみてください。
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