【太宰府市】坂本のよく通る道にあるお堂には、なんと3柱の神様が祀られていました。

都府楼前駅から県道112号線(旧3号線)を渡ると、右に太宰府天満宮の一の鳥居があります。その道を鳥居の反対方向に進むと小さなお堂が見えてきます。

ちょうど旧小字「関屋」の道標がある場所です。関屋は博多から日田へ伸びる日田街道から「さいふまいり」への道が分かれる分岐点にあたります。

そこにあるのが瓦葺きの小さなお堂「恵比寿堂」です。小さいですが、立派な石灯籠や松の木があり綺麗にお手入れされています。

祠の中には3柱の神様。左から恵比寿様、猿田彦大神(さるたひこおおかみ)、石造阿弥陀如来坐像(せきぞうあみだにょらいざぞう)です。文政9年(1826年)に造立された由緒あるお堂です。

肉眼では分からないのですが、太宰府市文化ふれあい館の資料を確認すると石の表面に恵比寿様が彫られているのがわかりました。

旧坂本村の人々が中心となり、商売繁盛・家内安全の神さまとして祀られてきました。かつては12月3日の祭日の朝方に、堂前で注連縄をなって恵比寿様に張り、供物を上げてお参りしていたそうです。

平成29年までは夕刻に大勢やって来る参拝者のため、堂前に設営したテントの中でお神酒や刺身、豚汁のふるまいをする「宵(よい)えびす」が行われていたそうです。現在はその風習もなくなってしまいましたが、大切に守っていきたいお堂ですね。
関屋の恵比寿堂はこのあたり↓






